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仮装行列

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中尾浩治さん
1984年卒/経済学部
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2018.2.21
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仮装行列

当時の学園祭では衣笠キャンパスから広小路キャンパスまで仮装行列がありました。
プロゼミ、ゼミ、部、サークル単位でそれぞれ工夫して仮装し、沿道を練り歩くのです。その模様を学園祭実行委員が評価するというものです。
1回生の時、私たちのプロゼミは「ムシムシ大行進」というタイトルで参加しました。企画、製作のほとんどを私一人が手がけ、数名のプロゼミメイトに手伝って貰いながら、カブトムシ、カマキリ、コオロギ、テントウムシ、蝶、のかぶりものを作りました。
学園祭実行委員会本部より竹、段ボール、新聞紙などを頂き、それを材料に毎日、夕刻に以学館の裏に集まり1ヶ月近くかけて製作しました。設計図もなく、頭の中に描いたイメージで作っていくので、説明する間もなく、一人で作業を続けていくしかありませんでした。プロデュース力があれば、みんなの力をもっと上手く借りることが出来たのですが、その点は少し残念です。また、一緒に作ってくれた皆さんには申し訳ないことをしたと思います。
どうにか前日までには完成し、いよいよ仮装行列本場。
誰がどの役を引き受けるか担当を決めることになりましたが、一番人気はやはりカブトムシで数名が手を挙げ最後はジャンケンで決めたのですが、余りに頑丈に作りすぎたため重量が他に比べて圧倒的に大きく、行列中、かなりしんどそうでした。
私は、行列の中には参加せず、先頭から指示する役を担いました。
当時ブームになっていたタケノコ族のなりをしたグループがいくつかあり、その他、キャラクターの格好をしたグループもありましたが、「人間ホイホイ」と書いた棺桶状の大きな箱を担ぐ虫たちの行進は目を引き、沿道の人たちが喜んで見てくれていました。
学園祭最終日の夜祭で、仮装行列のコンテストの結果が発表されました。私たちは確かアイデア賞だったと思いますが、天野総長から賞状を手渡して頂きました。あれが今までで一番嬉しかった出来事です。
この先、何か賞を頂くようなことがあったとしても、あれ以上の喜びはないような気がします。

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