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平々凡々な学生生活での思い出

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端山 宏生さん
1981年卒/経営学部
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2017.7.6
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平々凡々な学生生活での思い出

 思い起こせば、自宅(大阪南部の河内長野市)から大学(京都市衣笠)までの見慣れた風景を眺めながら、往復5時間をかけて4年間よく通ったものだなあと感心します。多くの学生が地方から京都に出て下宿生活を送る中、少数派ではありますが、自宅から大学まで時間をかけて通う学生もおり、阪急沿線の宝塚や南海沿線の羽衣から通う友人とは毎日梅田から衣笠までの電車やバスで一緒になり、会話に花を咲かせました。平々凡々な学生生活でしたが、大学では見聞を広めることが出来て、とても充実した4年間でありました。
 まず、昭和52年4月に大学へ入学して驚いたことは、学生数の多さやキャンパスの広さのほか、あちらこちらで今まで聞き慣れたことのない方言が飛び交う状況でした。関西圏でしか生活したことのない私が名古屋弁、関東弁に違和感を覚えつつも、そんな状況に少しずつ慣れた頃に、大学を誇れる最高のイベント関西学生野球春季リーグ「立同戦」がありました。この年、立命館と同志社はともに勝ち点で並び、久々に優勝をかけた大一番に京都西京極球場は立ち見も出る程の盛況でした。結果は初戦を落とすも、その後に連勝して劇的な逆転優勝を遂げ、感激の美酒に酔いしれたものでした。
 また、学生生活で忘れられないことの一つに学園祭があります。私のクラスは焼き鳥のお店を出店することになり、私たち遠距離通学組の仲間は学園祭のパンフレットと焼き鳥のチケットを持って、橘女子高校(現在は京都橘高校として男女共学)や平安女学院高校にチケットを買ってもらいに出かけました。女子高生に焼き鳥?と思われるかもしれませんが、学園祭をきっかけに男女交際を始めたいとの下心が見え見えの私たちは、最後は焼き鳥のチケットを全部女子高生にあげてしまい、自腹で代金を負担することになりました。 
 大学生活では色々なアルバイトも経験しましたが、中でも阪急百貨店地下食料品売場のお中元シーズン限定のアルバイトは、他の大学の学生との親交を深めるきっかけとなりました。そのバイトで仲良くなった友人3人と車で北海道を一周したことも大切な思い出の一つです。
 私は大学を卒業してから地元河内長野の市役所に就職し、来年の3月には定年を迎えます。大学生活は遥か昔のことのように聞こえますが、思い出はつい最近の出来事のように私の心に刻まれています。私は私の子ども達(長男は大学生、長女・次女は高校生)にも色々な経験をして人としての幅を広めてもらいたいと思っております。見聞を広めることで色々な人の立場を理解するようになり、自分なりの考えもしっかりと持てるようになります。少子高齢化、グローバル化の時代に課題は山積しておりますが、きっと学生生活での体験が豊かな心を育んでくれるものと期待しております。

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